元品(読み)がんぽん

精選版 日本国語大辞典 「元品」の意味・読み・例文・類語

がん‐ぽん グヮン‥【元品】

〘名〙 仏語
根本根源
※三十四箇事書(1200頃)「元品無明者、無始迷真一念無明也」
※日蓮遺文‐開目抄(1272)「元品の無明の根本猶をかたぶけ給へり」
一心本覚真如などの異名
※円頓三聚一心戒(1215頃)「其異名と云は如来蔵実相・中道法身〈略〉元品・無始・一心・第一義諦・一念・此等は皆我等が一心の名也」

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