第一義諦(読み)ダイイチギタイ

デジタル大辞泉 「第一義諦」の意味・読み・例文・類語

だいいちぎ‐たい【第一義諦】

仏語。世俗を超えた究極的な真理涅槃ねはん真如しんにょ実相など。真諦勝義諦

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「第一義諦」の意味・読み・例文・類語

だいいちぎ‐たい【第一義諦】

〘名〙 仏語。深妙な絶対の真理。世俗の道理真実を超えた、真如涅槃などの真理をいう。真諦。
正法眼蔵(1231‐53)安居而今一段仏儀、これ説法転法の第一義諦、第一無諦なり」 〔勝鬘経‐一諦章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「第一義諦」の意味・わかりやすい解説

第一義諦
だいいちぎたい

仏教用語。世俗諦の対。勝義諦,真諦ともいわれる。最高の真理という意味。涅槃,真如,中道などをさす。 (→真俗二諦 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android