日本歴史地名大系 「元長窪村」の解説 元長窪村もとながくぼむら 静岡県:駿東郡長泉町元長窪村[現在地名]長泉町元長窪桃沢(ももざわ)川上流域に位置し、下流にある上長窪村から分村して成立した。分村の時期は残存する上長窪村の年貢割付状(いずれも、「長泉町史」)や元禄郷帳から延宝五年(一六七七)から元禄年間(一六八八―一七〇四)の間と推定される。国立史料館本元禄郷帳では旗本秋山正輔領、その後の領主の変遷が判明する史料はほとんど残されていないが、旧高旧領取調帳では旗本秋山修理の支配となっている。愛鷹(あしたか)牧の捕馬に勢子人足を供出していたが(文政三年「愛鷹牧場勢子人足割並各村高帳」長泉町史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by