上長窪村(読み)かみながくぼむら

日本歴史地名大系 「上長窪村」の解説

上長窪村
かみながくぼむら

[現在地名]長泉町上長窪

下長窪村の北西に位置し、愛鷹あしたか山の山裾桃沢ももざわ川の流域を占める。一七世紀後半頃、北西部の桃沢川上流域が元長窪もとながくぼ村として分村する。その時期は残存する年貢割付状(いずれも「長泉町史」)元禄郷帳から推定して延宝五年(一六七七)から元禄年間(一六八八―一七〇四)の間と考えられる。また同じく残存する年貢割付状や国立史料館本元禄郷帳などによると、正保四年(一六四七)から延宝四年までは幕府領、のち旗本坂部広慶領となり、宝永七年(一七一〇)以降幕末まで旗本稲葉領であったと推定される。寛永改高附帳では田高一二二石余(一二〇石余の誤記か)・畑高四一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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