日本歴史地名大系 「光性寺」の解説 光性寺こうしようじ 和歌山県:日高郡川辺町和佐村光性寺[現在地名]川辺町和佐日高(ひだか)川左岸の小高い地にある。南陽山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊は釈迦如来。「続風土記」によれば、開山は心地覚心(法灯国師)。もと現在地より西約二町ほどの地にあり、手取(てどり)城(現川辺町)城主玉置氏の菩提寺として栄えたという。玉置氏の滅亡とともに衰廃したが、宝暦年間(一七五一―六四)森員将の妻要修院受覚が現在地に移転再興、嘉永年間(一八四八―五四)に現在の堂宇を再建したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報