党首討論(読み)トウシュトウロン

デジタル大辞泉 「党首討論」の意味・読み・例文・類語

とうしゅ‐とうろん〔タウシユタウロン〕【党首討論】

日本国会で、内閣総理大臣野党党首一対一で討議すること。開会中に原則として毎週1回、衆参両院の国家基本政策委員会合同審査会として行われる。→プライムミニスターズクエスチョンズ
選挙期間中などに、主要な政党の党首がテレビ番組等で意見を述べあうこと。

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知恵蔵 「党首討論」の解説

党首討論

第147通常国会の2000年2月23日から、衆参両院に設けられた国家基本政策委員会の合同審査会で党首討論が行われている。政治家同士の討論を活発にし、官僚主導の政治を打破しようと、1999年10月召集の第146臨時国会で政府委員制度を廃止すると共に、英国下院本会議の党首定例討論(question time)をモデルに、党首討論が試験的に行われた。国会改革切り札と期待されたが、(1)討論の時間が全部で40分と短く、議論がかみ合わないまま終わることが多い、(2)首相以外の与党党首が論戦に立たず、多彩な議論が期待できない、(3)与党側が積極的でなく、森政権時代はいろいろ理由付けをしては開会を先送りした、など評価はいまひとつだ。06年の第164通常国会では2回開催されただけだった。

(星浩 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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