いり‐かど【入門・入廉】
- 〘 名詞 〙
- ① 家や門などの出入り口。門口。入り口。
- [初出の実例]「堀川おもてに、蔀(しとみ)長々として、いりかどの心細げに暑げなるなりけり」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)一)
- ② 仏門や学芸に入っていく筋道。にゅうもん。
- [初出の実例]「門々不同なれば、いりかどをば諍へども、入理は一なり」(出典:日蓮遺文‐顕謗法鈔(1262))
- ③ 中世の訴訟手続きで、根本の理非に入らず、一方の申し状の要点のみを審査して決着させる手続き。〔沙汰未練書(14C初)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 