入唐八家(読み)ニットウハッケ

デジタル大辞泉 「入唐八家」の意味・読み・例文・類語

にっとう‐はっけ〔ニツタウ‐〕【入唐八家】

平安初期に唐に渡り、密教経典を伝えた八人の僧。最澄空海常暁円行円仁慧運えうん円珍宗叡しゅうえい

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精選版 日本国語大辞典 「入唐八家」の意味・読み・例文・類語

にっとう‐はっけ ニッタウ‥【入唐八家】

平安初期、唐に赴いて密教を請来した八人の僧。最澄、空海、常暁、円行、円仁、恵運、円珍、宗叡をいう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「入唐八家」の意味・わかりやすい解説

入唐八家
にっとうはっけ

日本から唐代の中国に渡り,密教の移入に貢献した8人の僧侶,最澄,空海,常暁,円行,円仁,恵運,円珍,宗叡のこと。八家真言,真言八家祖師ともいう。

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世界大百科事典(旧版)内の入唐八家の言及

【密教法具】より

…密教の修法を行うために用いる特有の仏具。密教法具は当初,最澄,空海,常暁,円行,円仁,恵運,円珍,宗叡の入唐八家によって請来されたが,おのおのに若干の異同があって整合性を欠く。この時代のものを大別すると金剛杵(こんごうしよ)と金剛鈴(こんごうれい)が主流をなし,異種に独鈷(どつこ)杵の端に宝珠をつけた金錍(こんべい)があり,そのほか輪宝(りんぼう),羯磨(かつま),四橛(しけつ),盤子(ばんし)(金剛盤),閼伽盞(あかさん),護摩(ごま)炉,護摩杓などがあるが,供養具まで完備するには至っていない。…

※「入唐八家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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