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全ギリシア社会主義運動 ぜんギリシアしゃかいしゅぎうんどうPanhellinio Sosialistiko Kinima

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

全ギリシア社会主義運動
ぜんギリシアしゃかいしゅぎうんどう
Panhellinio Sosialistiko Kinima

ギリシアの政党。略称 PASOK。1974年,アンドレアス・パパンドレウ社会主義的改革による福祉国家を目指して結成した。支持基盤は農村部と労働組合,学生,知識人など。1981年10月の総選挙で「アラギ(改革)」をスローガンに,北大西洋条約機構 NATO脱退,アメリカ軍基地撤廃を公約して勝利を収め,軍事政権を含め 35年の保守支配に終止符を打ち,ギリシア史上初の左翼政権としてパパンドレウ内閣を組織した。内政面で社会制度の変革,民主化を進めたが,大企業の国有化などの経済政策で破綻,財政赤字が急増した。外交面では NATO,ヨーロッパ共同体 ECの加盟国でありながらアメリカ合衆国と距離をおく姿勢が批判された。1989年,閣僚や党幹部の収賄スキャンダル相次いで発覚するなかで総選挙に敗れ,2期 7年半で退陣した。同 1989年11月には新民主主義党 ND,左翼進歩連合とともに連立内閣を樹立。1990年4月には ND党首コンスタンティノス・ミツォタキスを首班とする保守政権が発足したが,1993年10月の総選挙で PASOKは過半数の議席を獲得,パパンドレウ党首が首相に返り咲いた。1996年に入りパパンドレウは健康悪化のため首相を辞任,後任にコンスタンティノス・シミティスが就任した。同 1996年9月の総選挙でも PASOKは過半数を獲得し,第2次シミティス内閣が発足した。

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