日本歴史地名大系 「八名井村」の解説 八名井村やないむら 愛知県:新城市八名井村[現在地名]新城市八名井吉祥(きつしよう)山の西北斜面から豊川左岸に至る地。豊川の南に沿う沖積地に耕地が広がる。八名(やな)郡に属した。近世初め幕府領、寛永一三年(一六三六)から安部家領となって幕末に至る。村域中央には豊辺屋敷(ほうべやしき)遺跡があり縄文後期の土器・石器が出土し、竪穴住居跡も発見された。また村域西端にある段林(たんばやし)遺跡・五平治(ごへいじ)遺跡は弥生期から歴史時代にわたる遺跡である。段林には八基からなる段林古墳群があり、さらに旗頭(はたがしら)山に至る現宝飯(ほい)郡一宮(いちのみや)町との境界をなす尾根に沿って三三基の旗頭山古墳群がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by