八幡原古戦場(読み)はちまんぱらこせんじよう

日本歴史地名大系 「八幡原古戦場」の解説

八幡原古戦場
はちまんぱらこせんじよう

[現在地名]長野市小島田町田中

善光寺から松代道を南へ七キロ、松代との千曲川を挟む中間地点に位置する。永禄四年(一五六一)九月甲越激戦の時武田信玄本陣のあったところ。現在八幡社旧本殿をめぐって低く土塁とみられる跡がある。東方に三太刀七太刀の碑が立ち、境内の内外に首塚がある。

「信濃奇勝録」には、

<資料は省略されています>

と記す。

永禄四年の戦の後の文禄四年(一五九五)に行われた隣村下氷しもひがの村・中氷がの村の検地帳(青木文書)によると「いやしき」を持つ百姓四八人のうち、失人一三、明家四、計一七人が帰村していない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android