八木梅林(読み)やぎばいりん

日本歴史地名大系 「八木梅林」の解説

八木梅林
やぎばいりん

[現在地名]安佐南区佐東町八木 梅林

天長五年(八二八)福王ふくおう(現安佐北区)を建立して巡錫中の弘法大師八木市土居やぎいちどいで休んだ時に梅を賞味、その種が芽をふき原木となったと伝える。慶長一二年(一六〇七)の大洪水太田おおた川本流は東へ寄り矢口やぐち(現安佐北区)中調子なかぢようし村の間を流れるようになったが、かつてのふる川沿いは砂礫層で耕作には向かないため梅が植えられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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