日本歴史地名大系 「八溝嶺神社」の解説 八溝嶺神社やみぞみねじんじや 茨城県:久慈郡大子町上野宮村八溝嶺神社[現在地名]大子町上野宮八溝山頂に鎮座。祭神は大己貴命・事代主命。旧郷社。「続日本後紀」承和三年(八三六)一月二五日条に「詔奉充陸奥国白河郡従五位下勲十等八溝黄金神封戸二烟、以応国司之祷、令採得砂金、其数倍常、能助遣唐之資也」とある。すなわち八溝黄金神とよばれて山岳そのものが神であり、封戸二烟があてられ、国司の祈りに応じ砂金を採取させたところ、その量が倍増して遣唐の資を大いに助けたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by