八色石村(読み)やいろいしむら

日本歴史地名大系 「八色石村」の解説

八色石村
やいろいしむら

[現在地名]瑞穂町八色石

高見たかみ村の北、かん(八五九・三メートル)東麓の山間村。東境には四反田したんだ(五四〇・五メートル)高野たかの(五四五・六メートル)、北境には大平おおひら(五九四・六メートル)高堀こうぼり(七一八・七メートル)などがある。高見川および角谷つのだに川の源流域。古くから出羽いずわ川本かわもと(現川本町)を結ぶ道が通る要衝で、地内上市かみいちは江戸時代久喜くき村の久喜鉱山どうまる鉱山(現邑智町)採鉱が盛んであった頃は物資運輸の要路となり、宿駅として栄え、数百戸からなる街村集落であったと伝える(布施村史誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android