八色石村
やいろいしむら
[現在地名]瑞穂町八色石
高見村の北、冠山(八五九・三メートル)東麓の山間村。東境には四反田山(五四〇・五メートル)・高野山(五四五・六メートル)、北境には大平山(五九四・六メートル)・高堀山(七一八・七メートル)などがある。高見川および角谷川の源流域。古くから出羽と川本郷(現川本町)を結ぶ道が通る要衝で、地内上市は江戸時代久喜村の久喜鉱山や銅ヶ丸鉱山(現邑智町)の採鉱が盛んであった頃は物資運輸の要路となり、宿駅として栄え、数百戸からなる街村集落であったと伝える(布施村史誌)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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