公私合営(読み)こうしごうえい

百科事典マイペディアの解説

公私合営【こうしごうえい】

中国で資本主義から社会主義への過渡的経済制度としてとられた国家資本主義の高級形態。私企業国営企業と取引する初級形態に対する。国家が投資し幹部を派遣し資本家と企業を管理する個別的合営と,より発展した形態の地域的な全業種を含む業種別合営がある。資本家は株と利息を受け企業管理に参加。公私合営の再編成と改革後,利息を廃止し国営企業に合併。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうしごうえい【公私合営 gōng sī hé yíng】

中国で民族資本主義の商工業に対して社会主義的改造を実行するのにとられた国家資本主義の高級形態。これは個別企業の公私合営と全業種にわたる公私合営の2段階に分かれる。個別企業の公私合営は新中国成立直後,私営企業中の官僚資本部分を国有としたりあるいは国家が私営企業に対して投資を行う等によって誕生し,1954年以後急速な発展をとげた。この段階では国家が企業に幹部を派遣し,また一部の企業の生産手段を占有し,企業の利潤は〈四馬分肥〉(国家への所得税,企業の共同積立金,労働者の福祉基金,資本家への配当金の四つに分ける方法)の原則で分配された。

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