公順(読み)こうじゅん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「公順」の解説

公順 こうじゅん

?-? 鎌倉-南北朝時代の僧,歌人
近江(おうみ)(滋賀県)園城(おんじょう)寺の僧で,法印権大僧都(ごんのだいそうず)となる。二条為世(ためよ)にまなび,その子為藤や長舜(ちょうしゅん)と親交があった。「新後撰和歌集」「続千載和歌集」などの勅撰集に6首ある。永仁(えいにん)-建武(けんむ)(1293-1338)の歌をおさめた家集「拾藻鈔(しゅうそうしょう)」がある。俗姓は藤原

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android