日本歴史地名大系 「六供」の解説 六供ろつく 愛知県:岡崎市岡崎城下六供[現在地名]岡崎市六供町籠田(かごだ)町の北方、甲(かぶと)山の南麓一帯をいう。六供の東側に総持(そうじ)寺領杉本(すぎもと)村、西側に能見(のみ)町、南に連尺(れんじやく)町と籠田新町が接する。甲山(こうざん)寺の寺領地で、一一三石余が門前にあった。古くは総持寺領であったが、松平清康が享禄三年(一五三〇)安城(あんじよう)(現安城市)にあった薬師堂と天台宗六坊を甲山に移した。さらに松平広忠の時にも碧海郡法性(ほつしよう)寺の六坊を移し一二坊となったが、ほどなく六坊は退転したため六供六坊と称したという(岡崎市史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by