日本歴史地名大系 「六条三筋町」の解説
六条三筋町
ろくじようみすじまち
江戸初期の京都における公許の遊里。六条
当初の六条三筋町の区域は、右の区域の一部にあたる「上ノ町・中ノ町・下ノ町」の三町からなっていたようだ。「京都府下遊廓由緒」は、
とあり、その「背之場所」として「四条河原町・同ていあんのうしろ・同こり木町・同中嶋・同ますや町・とひ小路辺・同たかみや町・たこやくし辺・二条たわら町・こうしんのうしろ・北野六間町・同れいしやう・大仏こも町」を挙げている。ここに記す訴訟文書とは「坊目誌」に
とあるものであろう。慶長末年の景観を示す洛中洛外図屏風(舟木家旧蔵)に描かれている、五条以南の三筋の横町の遊里が、これに相当しよう。現在、上柳町の町名を残す辺りが当時の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報