六波羅殿(読み)ロクハラドノ

デジタル大辞泉 「六波羅殿」の意味・読み・例文・類語

ろくはら‐どの【六波羅殿】


京都六波羅にあった平家邸宅
平清盛異称
六波羅探題の異称。

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精選版 日本国語大辞典 「六波羅殿」の意味・読み・例文・類語

ろくはら‐どの【六波羅殿】

  1. [ 1 ]
    1. [ 一 ] 京都六波羅(京都市東山区の鴨川東岸、松原通から七条の間)にあった平家の邸宅。正盛が創設し、孫の清盛によって大きく修築。はじめ方一町ほどを二〇余町とし一門が住居。
      1. [初出の実例]「宮の六はらとのにしばしいでさせ給て」(出典:建礼門院右京大夫集(13C前))
    2. [ 二 ] 平清盛のこと。
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 六波羅探題のこと。
    1. [初出の実例]「六波羅殿に申て、共に其咎を遁んと思ふは」(出典:太平記(14C後)一)

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世界大百科事典(旧版)内の六波羅殿の言及

【平清盛】より

…この生母は清盛生誕の翌々年に病没したらしい。通称〈平相国(へいしようこく)〉〈平禅門(へいぜんもん)〉,またその居所から〈六波羅殿(ろくはらどの)〉〈六波羅入道〉とも呼ばれた。
[軍事権門化]
 平忠盛が鳥羽院の近臣として築きあげた武将としての地位,西国の国守を歴任して蓄えた財力をもとに,忠盛死後,平家武士団の首長を継ぐ。…

※「六波羅殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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