六軒家遺跡(読み)ろつけんやいせき

日本歴史地名大系 「六軒家遺跡」の解説

六軒家遺跡
ろつけんやいせき

[現在地名]東予市楠 六軒家

周桑しゆうそう平野と今治いまばり平野との境をなす海岸線に突出した永納山えいのうざん城跡の西南側にある遺跡。西北風を避け、東南に傾斜して日当り水利もよく、海山の幸に恵まれる格好の地で、標高三〇―五〇メートルの位置にあり、周桑平野眼下に望観できる。

まだ正式な発掘調査はなされていないが、表面採集によって縄文時代後期初頭の中津式や中葉の津雲A・彦崎KI式などをかなり出し、その間に縄文時代早期の断片や晩期の土器片もまま出土すると伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android