日本歴史地名大系 「六郎沢村」の解説 六郎沢村ろくろうざわむら 静岡県:天竜市六郎沢村[現在地名]天竜市神沢(かんざわ)懐山(ふところやま)村の北西に位置し、天竜川の支流西阿多古(にしあたご)川の上流域、櫛(くし)山の西麓に立地する。「遠江国風土記伝」は当村・嶺神沢(みねかんざわ)・上神沢(かみかんざわ)三ヵ村はもと一村であったとする。領主の変遷は横川(よこかわ)村と同じ。慶長一六年(一六一一)の阿多古領年貢取帳(中村家文書)に村名がみえ、永高二貫五二四文。元和五年(一六一九)の阿多古村指出(中村家文書)によれば、六郎沢村の永高二貫五二四文、うち川成分を差引いた年貢を鐚銭と茶二五〇斤・綿一〇〇目で納めている。延宝六年(一六七八)の阿多古領一八ヵ村年貢免定(同文書)によれば反別七町七反余、うち七割弱は畑地。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by