山川 世界史小辞典 改訂新版 「共通祈祷書」の解説
共通祈祷書(きょうつうきとうしょ)
Book of Common Prayer
イングランド国教会で用いられる祈祷,礼拝,儀式に関する規則を網羅した書物。1549年ラティマーが中心になって作成。それまでのラテン語に代えて英語を使ったが,カトリックの残滓があったため批判を受け,52年,59年に改定されてしだいにプロテスタント色を強めるとともに,礼拝統一法によって教会で使用することが義務づけられた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報