典刑(読み)てんけい

精選版 日本国語大辞典 「典刑」の意味・読み・例文・類語

てん‐けい【典刑】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古くから一定していて変わらない法。守るべき古くからの規範。つねののり。定法。典型。
    1. [初出の実例]「今度壮観。実千載一遇。一代典刑也」(出典:蔭凉軒日録‐寛正五年(1464)四月一二日)
    2. 「人物の壮んなる、武具の美なる、軍国の典刑を存して、清世の黼黻と為す」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
    3. [その他の文献]〔詩経‐大雅・蕩〕
  3. 一定した刑罰。〔書経‐舜典〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「典刑」の読み・字形・画数・意味

【典刑】てんけい

不変の法。規範。〔詩、大雅〕老の人無しと雖も ほ典刑

字通「典」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android