

(き)。机上に書冊をおく形。〔説文〕五上に「五
の書なり。册の
上に在るに從ふ。之れを
閣するなり」という。尊閣は
重に擱(お)く意。また「

に、典は大册なり」という通人説を加えている。〔左伝、昭十二年〕に「三
・五典・
索・九丘」という古籍の名がみえ、また〔周礼、春官、外史〕に「三皇五
の書を掌る」とあって、古帝王の書があったという。金文の〔陳侯因
敦(ちんこういんしたい)〕に「永く典
と爲せ」、〔叔夷
(しゆくいはく)〕に「其の先
び其の高
に典(のっと)る」とみえ、先蹤とすべきものがあったのであろう。〔書、周書〕の〔五誥〕や〔詩〕の〔雅・頌〕の諸
のうちに、儀礼の典範とみられるものがある。典当(担保)のような用例も、金文の〔
生
(ほうせいき)〕に「用(もっ)て格伯の田を典す」とあって、その文は抵当権の設定を証するためのものであったと思われる。
立〕典 ツネ・ツバビラカ・ツカサ・マサ・ツカサドル・ヒサシ・クハシ・トル・ヲギノル・ノリ
など五字を収める。腆(てん)は〔説文〕四下に「膳を設くること腆腆として多きなり」と腆厚の意とする。〔書、酒誥〕に「自ら洗腆す」とあるのも設膳の意。〔左伝〕に、諸侯自らいうとき「不腆(ふてん)なる
邑」(僖三十三年)、「不腆なる先君の敝
」(文十二年)のように、「不腆」を謙称として用いることが多い。
dyen、腆thyenは声義近く、典は儀礼の重要な文献を机上におく形、
は酒食をおくことをいい、腆は設薦のことをいう。
▶・典舗▶・典牧▶・典没▶・典要▶・典律▶・典領▶・典礼▶・典麗▶・典例▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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