精選版 日本国語大辞典 「兼合」の意味・読み・例文・類語 かね‐あい‥あひ【兼合】 〘 名詞 〙① よい程合い。頃合い。また、物事の標準。[初出の実例]「よけんよけんとしけれども、せきにせいたる手ものびて、見こみのかねあひはづれけん」(出典:浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)夢分舟)② 両者がうまくつりあいを保つこと。また、その状態や、つりあう割合。[初出の実例]「此かね合を不レ知ときは、天地人の全体の道理に通達せぬ故に」(出典:政談(1727頃)三)「正に是機一発といふ処、所謂七分三分の兼合(カネアヒ)」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例