兼海(読み)けんかい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「兼海」の解説

兼海 けんかい

1107-1155 平安時代後期の僧。
嘉承(かじょう)2年生まれ。真言宗紀伊(きい)の人。高野山覚鑁(かくばん)に師事し,その跡をつぎ密厳院2世,大伝法院学頭となる。のち師にしたがって根来(ねごろ)の円明寺にはいり,その没後同寺2世。鳥羽(とば)上皇,美福門院帰依(きえ)をうけ,大伝法院の発展につくした。久寿2年5月10/30日死去。49歳。字(あざな)は浄法。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android