内多村(読み)うちだむら

日本歴史地名大系 「内多村」の解説

内多村
うちだむら

[現在地名]安濃町内多

安濃川左岸の平地部にあり、安濃村の東南にあたる。美濃屋みのや川東方の低丘陵の南面に集落がある。古墳時代の西山田にしやまだ南口みなみぐち宮裏みやうらの遺跡がある。またいちつぼという条里制の名残をとどめた地名がある。「和名抄安濃郡の郷名に内田とある。また「神鳳鈔」には「外宮下内田御薗一石三斗」「内田敷地一丁」、「外宮神領目録」には「下内田御厨(一石五斗内 六九十二、五斗宛)」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android