20世紀日本人名事典 「内山惣十郎」の解説
内山 惣十郎
ウチヤマ ソウジュウロウ
大正・昭和期の作家
- 生年
- 明治30(1897)年
- 没年
- 昭和48(1973)年2月6日
- 出生地
- 東京
- 本名
- 竹内 壮治
- 経歴
- 絵を竹久夢二に、音楽を本居長世、樋口信平に、舞踊を藤間勘翁に学んだ。大正2年近代劇協会に入り、本居長世らの国民歌劇協会に参加しオペラの舞台に立った。また舞台装置、衣装美術、考証などでも活躍、草創期の浅草オペラに貢献した。5年には伊庭孝らと歌舞劇協会を結成、甲府の桜座で日本初のミュージカル「海浜の女王」を上演した。10年大阪の生駒歌劇団に参加したが、同座解散後は松竹脚本部にいた。12年関東大震災で浅草オペラが壊滅、昭和4年浅草電気館で電気館レビューを作り、脚本、演出、衣装などを担当した。9年丸の内の日本劇場演出部長に迎えられ、アメリカからマーカス・ショーを呼ぶなど、アメリカレビューを日本に紹介した。著書に「浅草レビューの生活」「浅草オペラの生活」「落語家の生活」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報