…元村勲の等比級数則は最も早く提示されたもので(1932),各種を個体数の大きいものから順位づけると,その順位xnと個体数nとの間には,logn+axn=b,すなわち等比級数的な関係のあることを認めたものである。内田俊郎は,すべての種に同じ大きさの生存に必要な最小区画があり,種間には優劣の順位が決まっていて,かつ1区画内では1個体だけが残存すると仮定すれば,この関係が成立することを導いた(1942)。そこで,最近ではニッチ先取りモデルniche pre‐emption modelともいう。…
※「内田俊郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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