内鎌新田村(読み)ないがましんでんむら

日本歴史地名大系 「内鎌新田村」の解説

内鎌新田村
ないがましんでんむら

[現在地名]池田町大字会染あいそめ 内鎌

現池田町の南部で、現十日市場とおかいち集落とともに、高瀬たかせ川に近く位置する。高瀬川の沖積平地の水田地帯で、藤田とうだ川により灌漑するが、地味は低い。

信府統記」の「新田開発時節改」によると、「池田組内鎌新田村 慶長七年開発」となっており、下って寛永一五年(一六三八)から同一九年の間に作られたとみられる信州松本御領分村々高附帳には「高百弐拾四石六斗七升四合 内鎌新田」として一村をなし、村の規模もかなり大きな村となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android