精選版 日本国語大辞典 「円位」の意味・読み・例文・類語 えん‐いヱンヰ【円位】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① 仏語。修道の階級が五品弟子位、十信位、ないし妙覚など、いろいろ説かれても、円教の考え方として、それらは実は互いに摂し、一体となってとけあっているものであることをいう。〔四教儀集註‐下末〕② 不足のない最高の位。[初出の実例]「畏くも親王は天台座主の円位(ヱンヰ)に就かせられ」(出典:江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉六上)③ 日本の貨幣の円の位をいう。[ 2 ] 歌人、西行の法名。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例