円形住居(読み)えんけいじゅうきょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「円形住居」の意味・わかりやすい解説

円形住居
えんけいじゅうきょ

平面が円形になっている住居。考古学的には,住居平面が家屋の構造や,当時の生活様式,集団の構成,技術の水準を知る重要な手掛りになる。地表を円形に掘下げた竪穴住居は,ヨーロッパでは中石器時代から始り新石器時代中期まで続いた。日本では縄文時代の一般的な住居形式であった。現在,竪穴住居に住むのは北アメリカとシベリアの漁労狩猟民族が代表的である。この地域にはまた,内陸アジアのアルタイ系遊牧民に広くみられる円錐形テント (→天幕 ) もある。半球状小屋はアフリカで広く分布し,南北アメリカおよびオーストラリア先住民にも用いられている。エスキモーのイグルーはその発展したものである。

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