円明園遺跡(読み)えんめいえんいせき

世界の観光地名がわかる事典 「円明園遺跡」の解説

えんめいえんいせき【円明園遺跡】

中国の首都北京の北西郊10kmほどのところ(北京市海淀区)にある、清の時代の広大な離宮(総面積3.5km2)の遺構清朝の第4代康熙(こうき)帝が皇子に与えた庭園起源で、以降、150年間にわたって、多数の宮殿などの建物や庭園が整備された。この離宮は、1856年に勃発したアロー戦争で北京に攻め込んだ英仏連合軍により破壊され、その後1900年の義和団事件戦後の文化大革命で破壊が進み廃墟となったが、1984年から遺跡公園として再建・整備が始まり、一部の修復・整備を終え、重点保護文化財に指定されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

関連語 こうき

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む