朝日日本歴史人物事典 「円明海」の解説
円明海
生年:明和5頃(1768)
江戸後期の出羽湯殿山の即身仏(即身成仏した行者のミイラ)。海向寺(山形県酒田市)に忠海の即身仏と共に祀られる。出羽国田川郡(山形県余目町)の農家佐藤六兵衛の子として生まれる。鉄門海の弟子となり,55歳で海向寺で土中入定し,遺体は蓬線香とろうそくでいぶして乾かしたといい伝えられる。<参考文献>日本ミイラ研究グループ編『日本ミイラの研究』
(内藤正敏)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報