冥漠・冥邈(読み)めいばく

精選版 日本国語大辞典 「冥漠・冥邈」の意味・読み・例文・類語

めい‐ばく【冥漠・冥邈】

〘名〙 (形動) くらくて遠いこと。また、幽玄であること。また、そのさまやそのところ。特に、死後世界をいう。
菅家後集(903頃)哭奥州藤使君「精霊入冥漠、不容止
草枕(1906)〈夏目漱石〉七「空気と、あたたかみと、冥邈なる調子とを具へて居る」 〔陸機‐歎逝賦〕

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