

始めて虧(か)け、冥(くら)きなり」(段注本)とする。字は全体が幎冒の象形。〔儀礼、士喪礼〕に「幎目(べきもく)には緇(くろ)を用ふ。方尺二寸、裏を
(あか)くし、組
(そけい)を
(つ)く」とあり、字の下部はその組
を垂れた象である。これによって幽冥のことが決するので、冥暗の意となり、死後のことを冥という。それより幽深・玄遠の意となる。
・瞑・幎・溟・螟など八字を録し、瞑・幎・溟などは、冥の声義を承ける字である。〔説文〕十三上に螟を亦声とするが、声義の関係は明らかでない。
・
・
・
mong、
(夢)・
miu
ng、
m
ng、
(冒)muの諸字と声義近く、すべて
昧・幽暗の意を含み、一系の語である。
▶・冥会▶・冥感▶・冥頑▶・冥願▶・冥器▶・冥屈▶・冥契▶・冥眩▶・冥鴻▶・冥合▶・冥婚▶・冥昏▶・冥索▶・冥
▶・冥司▶・冥昭▶・冥心▶・冥数▶・冥寂▶・冥然▶・冥想▶・冥
▶・冥中▶・冥徴▶・冥土▶・冥途▶・冥漠▶・冥
▶・冥罰▶・冥府▶・冥福▶・冥報▶・冥
▶・冥昧▶・冥冥▶・冥迷▶・冥滅▶・冥
▶・冥
▶・冥黙▶・冥佑▶・冥路▶・冥
▶
冥・頑冥・穹冥・窮冥・愚冥・空冥・玄冥・高冥・鴻冥・昏冥・混冥・清冥・蒼冥・大冥・洞冥・南冥・
冥・北冥・幽冥・杳冥・窈冥・
冥出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...