冶遊(読み)やゆう

精選版 日本国語大辞典 「冶遊」の意味・読み・例文・類語

や‐ゆう‥イウ【冶遊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 男女屋外へ出て遊ぶこと。遊興
    1. [初出の実例]「躍馬長安道、春風向冶遊」(出典:南郭先生文集‐初編(1727)五・長安道)
    2. [その他の文献]〔楽府詩集‐清商曲辞一・子夜四時歌〕
  3. 遊郭へ行くこと。妓女とたわむれること。
    1. [初出の実例]「彼は泥酔を賽に買ひ、此は冶遊を賽より引く」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「冶遊」の読み・字形・画数・意味

【冶遊】やゆう(いう)

野遊。また、色里などの遊び。宋・晏幾道〔浣渓沙、二十一首、四〕詞 白紵(はくちよ)春衫(しゆんさん)、楊柳の鞭(むち) 碧(へきてい)驕馬(けうば)、杏(くつ) 飛絮(ひじよ)、冶の天

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