凡心(読み)ぼんしん

精選版 日本国語大辞典 「凡心」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐しん【凡心】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 煩悩に束縛され、苦しみ迷っている人の心。凡夫の心。凡情
    1. [初出の実例]「凡心(ボンシン)を養て妄業をなさば一切の仏法に背くべし」(出典:米沢本沙石集(1283)六)
  3. 凡人の心。平凡な人の心持
    1. [初出の実例]「凡心(ホンシン)いたって白からず。涅にすれば必ずくろむ」(出典:信長記(1622)一五上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「凡心」の読み・字形・画数・意味

【凡心】ぼんしん

世俗の心。

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