出口鐘塚遺跡(読み)でぐちかねづかいせき

日本歴史地名大系 「出口鐘塚遺跡」の解説

出口鐘塚遺跡
でぐちかねづかいせき

[現在地名]四街道市物井 出口

鹿島かしま川の一支流を望む標高約二八―三一メートルの台地上に位置。昭和六一年度と六二年度に発掘調査された旧石器時代―縄文時代、古墳時代―奈良時代・平安時代および近世の遺跡。旧石器時代は三つの文化層(立川ロームIV層・VII層・IX層)からなり、約二千点に及ぶ石器群が出土した。とくに第二黒色帯下部(IX層)のブロック群から石斧・ナイフ形石器台形様石器・削器・楔形石器・石刃・石核・剥片などの石器群とともに特異な垂飾様石製品が出土したことで知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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