出塞(読み)しゅっさい

精選版 日本国語大辞典 「出塞」の意味・読み・例文・類語

しゅっ‐さい【出塞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. とりでを出ること。〔文明本節用集(室町中)〕 〔史記‐周本紀〕
  3. ( とりでは多く辺境にあったところから ) 国境をこえて辺境の地に行くこと。
    1. [初出の実例]「陵に先立って出塞して功の無かった弐師将軍を陥れんがためである」(出典:李陵(1943)〈中島敦〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「出塞」の読み・字形・画数・意味

【出塞】しゆつさい

塞外に赴く。〔楽府詩集、漢横吹曲一、出塞〕候騎、甘泉を出で 命して居に入る 旗は雲の影を作(な)し 陣はの弦の如し

字通「出」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android