出塞(読み)しゅっさい

精選版 日本国語大辞典 「出塞」の意味・読み・例文・類語

しゅっ‐さい【出塞】

〘名〙
① とりでを出ること。〔文明本節用集(室町中)〕 〔史記‐周本紀〕
② (とりでは多く辺境にあったところから) 国境をこえて辺境の地に行くこと。
李陵(1943)〈中島敦〉二「陵に先立って出塞して功の無かった弐師将軍を陥れんがためである」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「出塞」の読み・字形・画数・意味

【出塞】しゆつさい

塞外に赴く。〔楽府詩集、漢横吹曲一、出塞〕候騎、甘泉を出で 命して居に入る 旗は雲の影を作(な)し 陣はの弦の如し

字通「出」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android