塞外(読み)サイガイ

精選版 日本国語大辞典 「塞外」の意味・読み・例文・類語

さい‐がい‥グヮイ【塞外】

  1. 〘 名詞 〙 とりでの外。辺境の地。また、中国で万里長城の外。
    1. [初出の実例]「塞外征夫戍遼西、閨中孤婦怨」(出典文華秀麗集(818)下・神泉苑九日落葉篇〈嵯峨天皇〉)
    2. 「塞外の悪景むさくろしく」(出典:夜航余話(1836)上)
    3. [その他の文献]〔荀子‐彊国〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「塞外」の読み・字形・画数・意味

【塞外】さいがい(ぐわい)

辺塞の外がわ。〔漢書、武帝紀〕(太初元年夏五月)因(いんう)(匈奴地名)將軍孫敖をはし、塞外に受かしむ。

字通「塞」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む