出定(読み)シュツジョウ

デジタル大辞泉 「出定」の意味・読み・例文・類語

しゅつ‐じょう〔‐ヂヤウ〕【出定】

仏語禅定ぜんじょうから、もと平常状態にもどること。⇔入定

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精選版 日本国語大辞典 「出定」の意味・読み・例文・類語

しゅつ‐じょう‥ヂャウ【出定】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。禅定を終えて坐禅場より出ること。禅定の境界から平常の状態にもどること。坐禅をやめて起つこと。⇔入定
    1. [初出の実例]「仍知仏出定必説法花」(出典法華義疏(7C前)一)
    2. 「今日は出定(シュツヂャウ)の日也とて、又国中の男女雲霞の如くに集って拝まんとす」(出典:源平盛衰記(14C前)一九)
    3. [その他の文献]〔方干‐贈江南僧詩〕

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