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入定 ニュウジョウ

3件 の用語解説(入定の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

にゅう‐じょう〔ニフヂヤウ〕【入定】

[名](スル)仏語。
禅定(ぜんじょう)にはいること。精神を統一して煩悩を去り、無我の境地にはいること。⇔出定
高僧が死ぬこと。入滅。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

にゅうじょう【入定】

本来の意味は禅定(ぜんじよう)に入ることで,仏教では悟りを開くことである。禅定は悟りを開く手段として,思慮を止めて無念無想になることであるから,入定はそのような精神状態に入ることを意味する。ところが日本では,これがいろいろ異なった意味に用いられるようになった。一つは修行者が山林修行をすることで,空海は山林修行する人を〈入定之賓〉といっている。一般に奈良・平安時代初期には禅定も山林修行を意味しており,山林修行者を禅師と呼んだ。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

にゅうじょう【入定】

( 名 ) スル
〘仏〙
禅定ぜんじようの境地にはいること。 ↔ 出定
高僧・聖者が死ぬこと。入滅。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の入定の言及

【行人塚】より

…行人塚は供養塚に属するものと行者・修験者の自埋入定(にゆうじよう)を伝える塚とに大別でき,供養塚でありながらも後に入定伝説が付着したものもある。入定伝説をもつ塚は行人塚のほか,入定塚,山伏塚,法印塚,念仏塚などとも呼ばれ,関東地方を中心として東日本に多く分布している。…

【即身仏】より

…仏が憑依すれば即身成仏なので,修験道では山伏が巫覡(ふげき)として予言,託宣,祈禱に仏力をあらわすのが即身成仏である。これを死後にも及ぼそうというのが入定(にゆうじよう)信仰で,入定した行者は死後も霊魂は永遠に生きていて,種々の奇跡をおこすと信じられた。入定信仰をいっそう確実に認識しようとして,空海の入定後も肉体は生けるがごとく,廟中に現存して,鬢髪や爪も伸びていたと語られ,これを入定留身(るしん)という。…

※「入定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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