出川町村(読み)いでがわまちむら

日本歴史地名大系 「出川町村」の解説

出川町村
いでがわまちむら

[現在地名]松本市出川町

松本城下町の南方にある出川組の一村で、小島こじま村の南に位置し、村内で牛伏うしぶせ川・和泉いずみ川が川に合流する。北国西脇往還はこの村を田川に沿って北に上り、すすき川に架かる出川大橋から城下町に入る。

天正検地の際の村高は筑摩安曇両郡郷村御朱印御高附に「四百三拾九石四斗三升七合 出川村」とある。「信府統記」には「出川町」と記され、享保九年(一七二四)当時の石高は八四〇石六斗六升三合で、大きな開発がなされたことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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