出来星(読み)デキボシ

デジタル大辞泉 「出来星」の意味・読み・例文・類語

でき‐ぼし【出来星】

にわかに出世したり、金持ちになったりすること。また、その人。成り上がり。
有繋さすがに―の今様紳士には摸擬まねのならぬ嗜好このみが見える」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「出来星」の意味・読み・例文・類語

でき‐ぼし【出来星】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 急に夜空に現われた星。
    1. [初出の実例]「出来星と見やはとがめぬ揚燈籠〈宗除〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六)
  3. にわかに立身出世すること。急に大金持になること。また、その人。なりあがり。
    1. [初出の実例]「主膳といふは出来星(デキボシ)此頃流行る人相見」(出典:歌舞伎・夢結蝶鳥追(雪駄直)(1856)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android