出殻(読み)だしがら

精選版 日本国語大辞典 「出殻」の意味・読み・例文・類語

だし‐がら【出殻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 煮出して出し汁をとったあとのかす
    1. [初出の実例]「蕎麦切より引っかけるがよいわい〈略〉次(ついで)に、だしがらを貰うて来よ」(出典歌舞伎伊賀越乗掛合羽(1776)一一段)
  3. 茶を煎(せん)じ出したあとのかす。茶殻
    1. [初出の実例]「古されて今さらなにとせんじ茶の身は出しがらとすてらるるうさ」(出典:狂歌・飲食狂歌合(1815))

で‐がら【出殻】

  1. 〘 名詞 〙でがらし(出涸)
    1. [初出の実例]「吸子(きふす)うちも早や出殻(デガラ)となりて、新茶のかをり既にうせたり」(出典:落梅集(1901)〈島崎藤村七曜のすさび・火曜日の新茶)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む