出羽国風土略記(読み)でわのくにふうどりやつき

日本歴史地名大系 「出羽国風土略記」の解説

出羽国風土略記
でわのくにふうどりやつき

一〇巻 進藤重記著

成立 宝暦一二年

原本 鶴岡市郷土資料館

解説 著者は飽海郡吹浦の大物忌・月山両所宮の神官で、長年蕨岡の衆徒と争論し宝暦三年追放され、のち大山に住し著述などに当たる。庄内地方が詳しく、内陸地方はやや粗略である。

活字本 昭和三年校訂本、同四九年復刻


出羽国風土略記
でわのくにふうどりやくき

進藤重記(和泉)

分類 地誌

解説 出羽国一円にわたる地誌で、寺社古城などが詳しい。自序に宝暦一二年とある。明治一七年に狩野徳蔵校訂、荒井太四郎編集で刊行され、その際の加筆もあると思われる。数種の内容の異なる異本がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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