出雲広嶋(読み)いずもの ひろしま

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「出雲広嶋」の解説

出雲広嶋 いずもの-ひろしま

?-? 奈良時代豪族
出雲果安(はたやす)の子。出雲国造(くにのみやつこ)。養老8年(724)元正天皇に神賀詞(かんよごと)(出雲の神からの祝詞)を奏上。神亀(じんき)3年聖武(しょうむ)天皇に対して2度めの神賀詞奏上の斎事をおこなう。天平(てんぴょう)5年成立の「出雲国風土記」の編集責任者。子の弟山(おとやま)が国造に就任した天平18年(746)ごろ死去したとみられる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の出雲広嶋の言及

【出雲国造】より

…この間に,氏の祖神も天つ神の天穂日命(あめのほひのみこと)とするようになったらしい。そして国造出雲果安が716年(霊亀2),ついで724年(神亀1)の出雲広嶋いらい,国造の代替りごとに祝(はふり)・神部をひきつれて朝廷に参上し,神賀詞を奏する例がひらかれた。なお,広嶋は《出雲国風土記》の編纂者としても有名である。…

※「出雲広嶋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む