分化多能性(読み)ブンカタノウセイ

デジタル大辞泉 「分化多能性」の意味・読み・例文・類語

ぶんか‐たのうせい〔ブンクワ‐〕【分化多能性】

multipotency体細胞分化する前の細胞が、生体を構成する多様な種類の細胞に分化する能力生物学では特に、神経血液皮膚など特定系統の中で多様な種類の細胞に分化する能力をいう。多能性。一般には、「万能性」とも。→分化全能性分化万能性
[補説]生物学では、多能性・万能性・全能性などの用語を区別して用い、胎盤などの胚体外組織を含む生体のあらゆる種類の細胞に分化できることを「全能性」、胚体外組織以外の生体のあらゆる種類の細胞に分化できることを「万能性」という。→幹細胞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android