分化指数
岩石の分化の程度を表す語であるが,内容には様々なものがある.(1) ソーントンとタトルは,マグマの分化の程度を測る目的で,マグマの組成のノルム値の中で,石英(Q),正長石(or),曹長石(ab),ネフェリン(ne),リューサイト(lc),カリオフィライト(kp)=(カルシライト)を単純に加えたものを分化率とした[Thornnton & Tuttle : 1940].(2) 分化指数(index of differentiation, differentiation index)の名称の指数は古くから用いられており,今までに提案された分化指数には,(a) SiO2分析値そのままを用いたハーカー図,(b) 100×(FeO+Fe2O3)/(FeO+Fe2O3+MgO),(c) 100×MgO/(MgO+FeO+Fe2O3+Na2O+K2O),(d) 100×Mg/(Mg+Fe2+)など様々な数値が用いられており混乱している.化学分析値を用いる限り,大体同様の傾向を表示するが,分化率(DI)を使用する場合には,どの表示方法かを明確にする必要がある.(3) 鈴木は,モード分析による(石英+カリ長石,斜長石,有色鉱物)の各容量比による三角図を用いた.この量は使いやすいがモード分析は技術的に簡単ではない[鈴木 : 1952, 1955].
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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ぶんかしすう
分化指数
differentiation index
マグマの残液の化学組成は結晶分化作用が進むにつれて,しだいにSiO2-NaAlSiO4-KAlSiO4三成分系で示される組成に近づいていく。それでC.P.Thornton et al.(1960)は,マグマの分化の程度を測る尺度として,マグマの組成をノルムで表し,そのなかで前記三成分系中のノルム標準鉱物,石英・正長石・アルバイト・かすみ石・カルシライトの占める重量百分率の値を使用することを提案し,これを分化指数と名づけた。その値は玄武岩30, 安山岩55, 流紋岩90程度である。参考文献:C.P.Thornton et al.(1960) Am. J. Sci.,Vol.258
執筆者:山崎 正男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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分化指数【index of differentiation】
マグマの温度低下に従って,いろいろな鉱物結晶が晶出して組成が変化するが,その度合いを示す指数.以前はSiO2 の重量百分率が用いられていたが,現在では次の二つが主に用いられている
出典 朝倉書店法則の辞典について 情報
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